注文住宅の間取りを決める際に意識するべきポイントについて解説!
注文住宅の間取りを決める際、意識すべきポイントがあるのを知っていますか?やみくもに好みの間取りやデザインを採用していては、快適な暮らしができる家づくりは難しいです。この記事では、注文住宅の間取りを考える際に意識すべきポイントを紹介します。注文住宅の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の間取り決めの大まかな流れ
まず、注文住宅の間取りを決める流れを知りましょう。ここでは、注文住宅の間取りを決める際の大まかな流れを解説します。
■今後のライフプランを立てる
最初に今後のライフプランを立てて、注文住宅の間取りを決めましょう。ライフプランを立てると、各部屋の用途を明確にできます。たとえば、子ども部屋はいくつ必要か、在宅ワーク用の書斎は作るかといった具合です。家族の希望を取り入れながら、今後のライフプランに合った間取りを採用するのをおすすめします。
■生活動線に気を配る
部屋の用途がおおよそ決まったら生活動線に気を配りましょう。たとえば、玄関が1階ならキッチンも同じ1階にするのをおすすめします。玄関とキッチンの距離が近いと、お米や水などの重い食料を運ぶのに便利です。生活動線は家族の暮らしを優先に、来客時のプライバシーも配慮する必要があるでしょう。
■立地を考える
立地にも配慮して間取りを決めましょう。3階建ての住宅やバルコニーつきのベランダに憧れていても、立地を考えると取り入れるのが難しい可能性があります。周辺環境や立地を考慮し、間取りやデザインを決めましょう。
■収納スペースを決める
各部屋の用途や生活動線が決まったら、収納スペースの確保も忘れてはいけません。収納スペースは広さや大きさ、設置する位置を明確にするのをおすすめします。ウォークインクローゼットやパントリーといった収納スペースがあると便利です。
注文住宅の間取りを決める際にありがちな失敗
注文住宅の間取りの失敗例を3つ紹介します。ここで挙げる例を参考に、注文住宅の間取り決めで失敗しないようにしましょう。
■音やにおいが気になる
たとえば、アイランドキッチンは開放的なキッチンの空間が叶う一方で、部屋中に料理のにおいや煙が充満しやすいです。また、在宅ワーク用の書斎と子ども部屋が隣接していると、子どもが遊ぶ声に気をとられて仕事に集中できないでしょう。音やにおいのトラブルは多いです。考慮して間取りを設計するよう心がけましょう。
■コンセントの配線がいい加減
コンセントの配線がいい加減だと、家電を使いたい場所にコンセントの設置がなく困ってしまいます。また、コンセントの数が少ないと、たこ足配線になりやすく危険が伴います。前もって部屋ごとに必要なコンセントの数を把握しておくのがおすすめです。キッチンやリビングは複数あると便利です。
■生活動線が使いづらい
配慮すべき生活動線はいろいろあります。しかし、間取りを決める際に見落としてしまう生活動線もあるでしょう。見落としがちなのは、来客時のプライバシーを考慮した生活動線です。
玄関からリビングが丸見えになってしまったり、客間の横にトイレがあり来客時は使用できなかったりといった例が挙げられます。来客時も快適に過ごせるよう、生活動線は細心の注意を払いましょう。
注文住宅の間取りを決める際に意識するべきポイント
注文住宅の間取りを決める際に意識すべきポイントを3つ紹介します。家族みんなが快適に過ごせる家づくりを実現できるよう、間取りを決める前にポイントを押さえましょう。
■生活動線に気を配る
注文住宅の間取りを決める際、生活動線に気を配るのは重要です。注文住宅は自由度が高く、自分好みの設計が叶います。しかし、一つ間違えると住みづらい家になってしまうでしょう。
脱衣所と洗濯機を置くスペース、洗濯を干す場所は同じ階にしたり、洗面所は1階に配置し帰宅後すぐ手を洗える環境にしたり、使いやすい間取りを採用しましょう。おしゃれだから、流行りだからと目先の理由で間取りを決めるのはおすすめしません。日常生活の一つ一つの行動を洗い出し、家族が安心して快適に暮らせる間取を採用しましょう。
■採光・風通しを考慮する
気持ちよく暮らすには、日当たりや風通しも考慮しなくてはなりません。お風呂場やトイレ、キッチンは窓を設置し、風通しをよくするのをおすすめします。また、立地や周辺環境を考えて窓を設置するのも大切なポイントです。日差しをたくさん取り込もうと大きい窓を設置すると、夏は暑く冬は寒くなってしまう恐れがあります。
さらに、隣の家が近いと外部からの視線が気になってしまうでしょう。日当たりがよすぎると、家具や壁の色が焼けてしまう可能性も高いです。
■家具家電の配置をイメージする
家具家電の配置をイメージするのも、間取りを考えるうえで意識したいポイントです。冷蔵庫や洗濯機、照明などの大きな家具家電は配置する位置を事前に決めておくと、コンセントの配置も決めやすいです。
また、ベッドやソファなどの大きな家具も配置をイメージするのをおすすめします。引き渡し後、寝室にベッドが入らなかったり、リビングの大半をソファが占めてしまったりしないよう事前の確認が大切です。
注文住宅は間取りや設備を自分好みにできます。しかし、思うままに間取りを決めてしまうと暮らしにくい家になってしまうでしょう。今回紹介した意識するポイントと間取りの失敗例を参考に、注文住宅で家族みんなが快適に暮らせる家づくりを叶えましょう。